こんにちは(^-^)/生まれも育ちも岐阜県高山市の恵子です♪
地元の高校を卒業し、そのまま地元就職、結婚。子育てしている今も、実家暮らしの私にとって、移住者の方から聞くお話は、とっても新鮮!私にとっての日常が、都会では当たり前じゃない事に驚く事も。
例えば・・・
●スーパーのお隣にみだらしだんご(高山市民のソウルフード)のお店があるのは高山だけ。 子ども達は、買い物帰りに買ってもらったり、お昼ご飯代わりになる事も…。
●園児の冬の必須アイテム
はばきと、手作りのそりも飛騨地域だけ。
はばきの装着方法はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓
移住者の方と接していく内、私は、ふと疑問に思いました。
「移住者の方達が飛騨での生活で必要になって購入する物は何だろう…(・・?」
…そんなわけで、飛騨地域在住の移住した方にアンケートにご協力頂きました。
「飛騨」は、岐阜県の北部一帯、高山市、飛騨市、下呂市、白川村の総称です。
回答して頂いた方々は、関東、関西、北陸、お隣の愛知県、岐阜県内美濃地方からと様々な地域から移住されています。
<アンケート内容>
・飛騨地域に移住してから購入した生活必需品は何ですか?
<アンケート結果>
① 暖房器具 ②防寒着等 ③雪かき道具 ④車用品 ⑤趣味の道具
あわせて、飛騨地域に移住して驚いた事や困った事についても様々なエピソードを頂いたので、一緒に紹介します!詳しく見ていきましょ~(^-^)/
最低気温だけでなく最高気温がマイナスになる事もある飛騨地域。
最低気温がマイナス 4℃以下の日、1 日中氷点下の日は、水道管の凍結が多く発生します。
凍結防止ヒーターや不凍栓の利用、蛇口から水を少し出しておく等、水道管の凍結防止が必要です。
アンケートで購入されていた物、
1 位は暖房器具!!
中でも、石油(灯油)ストーブや石油ファンヒーターは、ほとんどの方が購入されていました。
灯油は、配達してくれる業者もありますが、自分でガソリンスタンドやホームセンターに買いに行く事もできます。
続いて、エアコンを使用している方も多かったですが、寒冷地仕様タイプでないと、冬は話になりません。
少数派ではありますが、薪ストーブという方もいらっしゃいました。
冬の光熱費は、結構かかるので、移住されてから、ビックリされる方も多いようです。
暖房器具と共に購入されていた物は、 防寒着(上着、下着、靴下)と防寒靴と温かい寝具でした。
ヒートテックの物が人気で、ダウンコート、温かいパジャマや部屋着、 屋内屋外用問わず、購入されていました。
中には、雪山用の靴下を購入されている方も!! 部屋の中でもフリース等、上に 1 枚よく羽織っている事が多いです。
私は、寝る時に布団から出している顔が寒いので、裏起毛のパーカーを着て、フードを被って寝ています(笑)
湯たんぽを購入されている方もみえました。雪道や凍結した道を歩けるように防寒靴(ブーツ)や冬用の長靴も必需品です。
飛騨弁で、雪かきの事を「雪またじ」と言います。
雪またじの道具も飛騨の冬には欠かせません。
メジャーなのは、プッシャータイプ。大量に運ぶならスノーダンプ、凍ってしまった場合はアルミスコップやアイスピック、除雪機は小型から大型まで用途別に豊富な種類があります。
雪かきをする大人達の横で、子ども達は元気に遊びます。
雪だるまや雪うさぎを作ったり、雪かきでできた雪山をそりで滑ったり、かまくらを作ってもらったり…
楽しむ子ども達とうらはらに大人達を悩ませるのは、雪捨て問題。街中に住むと、雪をどこに捨てるのか悩ませられる事も。
そういう方達は、道端に寄せるか、近くの雪捨て場まで車で運ぶ事になります。
近所にひとりは、はりきって雪かきするおじさんやおばさんが(笑)
降雪量が多いと、屋根の雪おろしも必要になってきます。
危ないので、ひとりではやらず、2人以上でやる事をおすすめします。
のこぎりで少しずつ切って、落とすのも便利らしいですよ。
つららも放っておくと、えらい(飛騨弁で、とんでもない)事に!!
雪問題は自治体ごとに窓口や助成金があるため、わからないことがある方はそちらに相談して下さい。
◆高山市 https://www.city.takayama.lg.jp/kurashi/1006064/1006071/1011535.html
雪かきについてはこちら↓↓↓↓↓↓↓↓
『 知ってれば安心!雪かき暗黙のルール 』
飛騨地域では、マイカーで移動する方がほとんど。
大人1人に1台、子育て家庭は軽自動車と普通車1台ずつ所有という方が多いです。
二駆の方もいらっしゃいますが、おすすめは坂道や滑りに強い四駆。
坂道を登れなくなっている二駆の車をよく見かけます。
【マイカー装備について】
スタッドレスタイヤに冬用ワイパー、車載用スノーブラシ等が必要です。
スノーブラシは、伸縮タイプでスクレーパー(ヘラ)もついている物が便利!!
早いと11月から、遅いと4月中旬まで、雪が降るので、タイヤ交換の時期は毎年悩みます。車庫や駐車場に屋根があるかないかも重要なポイントに。お出かけ時間がかなり変わってくるからです。
自宅+お出かけ前の車+職場+帰宅前の車+自宅…1日に何回も雪かきする事もあります。
積雪が予想される場合は、ワイパーは折れてしまわないよう、立てておきましょう。
私は冬の間、フロントガラスの凍み対策に、いつでも置けるよう、段ボールを車に乗せておくようにしています。
事前に天気予報、道路状態のチェックは、冬の飛騨地域には欠かせません。
普段、渋滞になる事はあまりないですが、この時期の渋滞は頻繁にあります。
場合によっては迂回した方が早い事も… 回り道を事前に調べたり、ガソリンも早めに給油しておくと安心。時間とガソリン、余裕をもって行動しましょう。圧雪の状況によっては、轍ができて、車体が少し斜めになる事も。ドキドキハラハラ、アトラクション気分を味わえます。
急ブレーキは踏まないように、シフトレバーのSやBを駆使しましょう。
<飛騨地域の道路情報がわかる!国道事務所ホームページ>
https://www.cbr.mlit.go.jp/takayama/cctv/index.html
冬を越す事で、ようやく飛騨人の仲間入り! 「よぉけorぎょうさん(たくさん)降ったなぁ」
「はや、あぐんだなぁ(飽きたなぁ)」と雪またじ(雪かき)しながら飛騨弁を話せるようになれば一人前です(笑)
はじめはよそよそしいシャイな飛騨人もいますが、温かい人が多いので、ぜひ話しかけてみて下さい。
また、今回のアンケートによると、移住をきっかけに空き家、大きなプール、薪ストーブ、プロジェクター等の高額な物を購入したという意見もありました。
カメラやドローンを購入した方は、飛騨の自然風景等を撮影する為ではないでしょうか。
田舎だからこそ大自然や広い土地や大きな建物の中で、趣味を謳歌できるからではないかなと思います。
飛騨の魅力は「四季がはっきりしているところ」と、聞いた事があります。
春・夏・秋はバーベキュー、川遊び、登山、キャンプ、野外で音楽活動に畑仕事、冬はスキーやスノーボード…と自然を楽しみましょう♪
今回の記事が移住を検討する方の参考になれば嬉しいです。
アンケートにご回答して下さった先輩移住者の皆さん、ありがとうございました♪
◆四季を楽しんでいる様子はこちら→ https://hida-iju.com/20210730-2/
◆バーベキューの様子はこちら→
◆登山はこちら→ https://hida-iju.com/hida-mountain-life/
◆野外で音楽を楽しむ様子はこちら→ https://hida-iju.com/hida-open-mic/
◆冬の子どもの雪あそびはこちら→
・園児編→ https://hida-iju.com/%E6%88%91%E3%82%89%E9%9B%AA%E3%82%93%E5%AD%90%E2%9B%84%E5%AF%92%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A6%E3%80%81%E3%81%B8%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%89%E3%81%A0%E3%81%84/