はじめまして。新人ライターのもりです。
4年ほど北海道で生活をして、2023年に出身の高山市に戻ってきました。
今回久しぶりの地元で感じた良いところや、生活に関して不安に思う部分について、自分の移住とUターンの経験をもとにお伝えしたいと思います。
まずは、僕が考える心配なポイントとして次の3つがあると思います。
● 経済的に暮らしていけるのか
● 友人ができるのだろうか
● 自分が興味のあるコミュニティがあるのか、そこに入れるのか
最初に、不安に感じるのは、自分や家族の生活が成り立つかどうかだと思います。
僕は、もともと調理の仕事をしていたので、その経験を活かした仕事を見つけました。
ただ、経験のある仕事を探して見つけたというわけではありません。
高山に戻ってから、いろいろなイベントに参加したり、店を訪れて話を聞いたりしました。
その過程で昔の知り合いに再会し、彼らが現在取り組んでいることについて話を聞くうちに「僕も一緒にやりたい」と思ったことが、新しい仕事を見つけるきっかけになりました。
そして、現在では、飲食や調理以外にも仕事の範囲を広げています。
このように、僕の場合は人と積極的に関わったことが仕事につながるきっかけになりました。
飛騨地域はカフェやゲストハウス、家具工房などで新しいことに挑戦している移住者が大勢います。
僕は彼らとの雑談や相談を通じて、刺激を受けることが多かったですし、人とのつながりが広がりから、新たな仕事も見つけることができました。
つぎに、その土地や地域との相性は心配になる部分ではないかと思います。
「合う」「合わない」は感覚的なことがあり、そこでの生活やどんな人たちが生活しているのか、人間関係をどのように作っていくのか悩む部分だと思います。
僕はもともと人見知りということもあり、北海道で暮らし始めた当初は、なかなか知り合いができなくて不安でした。
ただ、当時とある勉強会に参加したことがきっかけで、自分を変えることができました。
そこで知り合った方がとても社交的で、色々な方と交流していたので、その方の人との接し方を真似てみたのです。
すると、徐々につながりが増えて友人や知人ができました。
自分で変わろうと行動した結果、知り合いが増え、毎日が楽しくなりました。
きっかけは、他者との交流の中にありました。
いろいろな方と出会う中で見つけたので、当然価値観がことなる方もいました。
人との出会いの中で、モデルにしたい方と出会い、自分自身に変化を起こせたのだと思います。
さきほど、飛騨地域には移住やUターンで戻った方が活躍していると書きましたが、中でも僕が影響を受けた方を紹介します。
2023年から「sanu_coffee_stand」というコーヒーショップを運営している讃岐谷高広さん(通称さぬさん)です。さぬさんに、なぜ高山を選んだのか伺いました。
インスタアカウントはこちら
sanu_coffee_stand(@sanu_coffee_stand): https://www.instagram.com/sanu_coffee_stand/
さぬさんは愛知県出身で6年前に転勤で高山へ移住された方です。
さぬさんは、「「高山は小京都と呼ばれるだけあって風情と温かみがある町だと思います。高山で生活するなか、とあるコーヒーショップで熱くコーヒーについて語る方々に出会ったんです。その姿がかっこいいと思い、自分もこうなりたいと思ってます!」と語っていました。
他にも移住された方に、なぜ高山なのかを聞いてみると様々な意見がありましたが、意外にも「たまたま」や「出張先だったから」「夫(妻)の実家だから」などが多く見受けられました。
しかし、実際住んでみると
などといった話をよく聞きました。
結果として、みなさん高山を選んでくれていたのだなと僕は思いました。
これからの高山は、「たまたま行きついた所が高山だったけど、みんなが新しいことに挑戦している、自分も動いてみよう」という場所になっていくのはないかと思います。
(そうなってほしいという願望も含まれています)。
そして、僕自身も楽しくいろいろな人や場所にもっと関わっていきたいと思います。