こんにちは、ライターの石井です。
私は現在、名古屋にある大学で社会福祉を学んでいます。
この夏、認定NPO法人まちづくりスポットでインターンシップをしています。
地域と関わり方、どのような活動や、どのような方が影響を与えているのかを、このインターンを通して学んでいます。
今回は、愛知県から岐阜県下呂市へ移住し、トマト栽培に取り組んでいる原口さん夫妻にお話を伺いました。
岐阜県下呂市でビニールハウス11棟を使ってトマト栽培を行っており、収穫量が多いときにはコンテナ90個分ものトマトを収穫することもあるそうです。
収穫は夏場がピークで、期間限定のアルバイトを1〜2人雇いながら、早朝から昼過ぎまで作業に追われることもあるそうです。
はらぐちトマトファームでは、JAなどに出荷する以外にもオンライン販売も行っており、リピーターが増えていることが喜びの一つだそうです。
また、トマト栽培を本格的な事業として展開するために、SNSやオンライン販売を活用し、ブランド認知を高めようとしています。
夫妻はトマトといえば「はらぐちトマト」と思ってもらえるよう、ロゴのデザインにも力を入れています。
はらぐちトマトファームHP:https://haraguchi-tomato-farm.com
インスタグラム:https://www.instagram.com/haraguchi.tomato.farm
原口さん夫妻が下呂市への移住を考えたきっかけは、下呂温泉が好きで頻繁に訪れていたことでした。
夫妻は、愛知県にいたころは、PCやIT関係のお仕事をされていたそうです。そこから脱サラして、就農されたのですが、当初は農業をするとは全く考えていなかったそうです。
移住に関して、愛知県から近いこともあり、自然と下呂での暮らしを考えるようになったといいます。しかし、移住を現実的に考え、仕事探しなどを始めたころ、そもそも仕事がないという現実がありました。
そんな中、下呂市のトマト栽培研修制度を見つけ、移住をはじめ相談していったことが、新たなキャリアのきっかけとなりました。
「どこで何をしたいかよりも、下呂に住みたいという思いが強く、そのために何ができるかを考えた」と語る原口さん。地域での研修を経て、現在は自らのトマトファームを経営しています。
原口さん夫妻の移住の理由や生活は、「自分たちの好きなことを実現するために、どこに住むかを考える」というポジティブな考え方に基づいています。
都会と違う環境に対する不満があったとしても、その問題を地域で解決できる方法を見つけ、前向きに暮らしている姿勢が印象的でした。