宴席の途中で歌う祝い唄。若者もおじいちゃんも、みんなで歌う。一般的には、これが出るまでは席を立たず、お酌をしに回らなくても良い。そこには、まずは自分の料理をちゃんと食べて、それからお酒をついで回りましょう、といった粋な計らいがある。飛騨の宴は非常に長いので、悪酔いを避けるための知恵だったのかもしれない。最初に歌を聴いたときは、大概感動する。