飛騨小坂の大自然を職場にするUターン

 

自己紹介

こんにちは、ライター2年目のアイと新人ライターのリョウです。

アイ
昨年秋に夫の祖父母の家を継ぐため、家族3人で下呂市へ移住。
東京生まれ・育ちの私にとって、全てが新鮮!
最近は、自宅で網戸越しに猿と鉢合わせし度肝を抜かれました・・・。

リョウ
岐阜県美濃地方出身
自然に囲まれて過ごす生活に憧れて仕事で勤務していた大阪府から高山市へ移住。そして仕事も事務職から家具職人へ転身・・・と、この1年で生活環境が大きく変わった新人移住者が新鮮な目線でお送りします。

 

さて、8月も終わり飛騨には秋の風が吹いています。
今回は飛騨の自然を愛するUターン移住者と故郷を離れた専門学校生のお二人を紹介します!
都会とは一味違うこんな職場、いかがですか?

 

大自然と一緒にお仕事!

ご紹介する職場は、岐阜県下呂市の北部に位置する小坂町です。飛騨小坂の名称でも知られています。

下呂市と言えば下呂温泉が有名ですが、ここ小坂町にも濁河温泉をはじめ、温泉が数多く存在します。
また、キャンプ場や渓流釣りなどアウトドアスポーツの盛んな地域です。
小坂町は御嶽山の麓の町で、御嶽山の大噴火による溶岩流で作られた地形により町内には200以上の滝が存在します。

今回はそんな小坂町の大自然をフィールドに活動しているニジイロワークスのガイド米野さんと大学生アルバイトの颯くんにお話を伺いました。

ニジイロワークスのみなさん

※ニジイロワークス(合同会社216works)
https://www.216works-jp.com

飛騨の大自然でガイドツアーなどを行う会社です。
小坂町の滝めぐりやシャワークライミング、最近ではカフェトレッキングなども行っているそうですよ!

 

米野さんにインタビュー

まずお話を伺ったのが下呂市の出身の米野さん高校までは下呂市に在住、大学進学で県外へ、下呂市に戻ってきて4年、Uターン以前は東京で食品検査会社の営業職をされていました。

▼故郷の自然を楽しんでいる人たちを見てUターンを決めた東京でサラリーマンをしていた米野さん

東京でサラリーマンをしていた米野さん。夏休み帰省したときに大自然を職場に面白いことを行っている大人たちを見て、営業の仕事よりも面白いと思い東京からUターン!
代表の熊崎さんに声を掛けてもらったのがきっかけとなり、ニジイロワークスでガイドを始めたそうです。

「この仕事は体が資本なので、シーズン中は大変なこともあります。でもお客さんと一緒に小坂町の自然に入るといつも楽しく働けてしまうのが不思議です。
以前の仕事の環境よりも体力的にしんどいこともありますが、この仕事が面白いと感じることが大切で、自分たちが楽しくないことをお客様に楽しんでもらうのは無理だと思いますので、自分たちの気持ちがお客さんに伝わるといいなと思っています。」

自然を相手に仕事をするということで、天候でツアーがキャンセルになってしまうなど、自身の力ではどうにもならないことがあると思いますが、お客様が楽しんでいる姿、そして広大な大自然を毎日見ながらの仕事、聞いただけでも充実感が伝わってきますね!

 

颯くんにインタビュー

続いては、夏休みの間ニジイロワークスでアルバイトをしている颯くんにインタビュー。
下呂市の小坂町で高校卒業まで過ごし、現在は岐阜県の美濃地方で寮暮らしをしながら専門学校に通っています。

▼ツアーガイドの仕事は・・・

地元の高校に通っていた昨年、ニジイロワークス代表の熊崎さんに声かけられたことがきっかけでアルバイトを始めた颯くん。
子供の頃は小坂町でよく川遊びをしていたという颯くんですが、意外にもニジイロワークスで働くまでは故郷にシャワークライミングなどのアクティビティーがあることは知らなかったそうです。

シャワークライミングでは2時間くらい沢に入るそうですが、お客様に怪我があってはいけないので、はじめは緊張の連続だったとの事。
2年目の今年はお客様とのコミュニケーションにも気を配ることができるようになったと話しています。
大自然を相手にするわけですから、ガイドの方々が予想もしない事態も起こることでしょうね。

それでも颯くんは「来年も参加してガイドとしての経験を積みたい。」と話しています!
先輩ガイドの米野さんのようにお客様と一緒にシャワークライミングを楽しめるように経験を重ねてくださいね!

そんな颯くんは将来Uターンしてくれるのか・・・?

嬉しいことに故郷の小坂町で働くことを考えているそうです。

しかし一度都会の暮らしを経験してしまうと地元に戻った時は大変では?と思いますよね。

「都会は買い物等の生活環境は便利ですが、地域の人たちと関わることが好きなので、卒業後は故郷に戻ってくることも考えています。」
と、颯くんは話していました。
自身の生活も生きていく上で大切ですが、移住を考える時には、仕事や周囲の自然環境だけではなく、地域の活動やイベントへの参加など「地域と生きていく」と言うことについても考えることが必要なのかもしれません。

▼最後に先輩の米野さんから楓くんに一言

「高校生だった頃の楓くんと比べると、今年は昨年の経験もあって一回りたくましく感じます。
今以上にお客さんとコミュニケーションを取れるようになるといいと思いますが、今でも小さな子ども達に人気のガイドなので、自身のキャラクターを活かして成長して欲しいと思います。
この仕事は場数を重ねることが大事なので、来年もまたここで経験を重ねて、成長して欲しいと思います。
颯くんの個性を活かしながら、来年はまたどんな姿をみせてくれるのか、楽しみです。」

大自然をフィールドにお客様に最高の体験を提供する。
ひと夏でまた成長したのではないでしょうか?

お客様に飛騨の自然を知ってもらい、楽しんでもらい、リフレッシュして帰っていただく。
これからも多くの人たちに素敵な体験を提供してください!

 

最後に

この記事では都会のデスクとは異なる魅力にあふれた職場を紹介しました。
ぜひ一度彼らの職場を見学に出かけてみてください!

これからの時期は紅葉に、おいしいグルメに、温泉に、魅力に満ちた大自然がガイドさんと共に待っていることでしょう。

 

田口愛/いとう亮太
田口愛/いとう亮太

■田口愛
1986年東京生まれ。夫の祖父母の家を継ぐことになり、2018年に住み慣れた地元東京を離れ、生後6ヶ月
の息子と共に家族で下呂へ移住。企業の海外事業サポートやライター業、翻訳などをしながら、自分に合った働き方・暮らし方を模索中。着物が大好きで、アンティーク着物のコレクションを眺めながらニヤニヤするのが至福の時間です。下呂の生活にはまだまだ驚きや新しい発見がたくさんあります!

■いとう亮太
1989年生まれ。岐阜県可児市で育つ。高校以後は石川県や岐阜県各務原市、大阪府などを転々とする。「田舎暮らし」と「ものづくり」に憧れて岐阜県高山市に移住。一年間の木工訓練校生活の後、高山市の家具メーカーに勤務中。ちなみに前職は会計事務所。「田舎暮らしで人生を豊かに」をキーワードに活動中!一人でも多くの人に田舎の魅力に気づいてもらえればと思います。
趣味は旅行、街道めぐり、アウトドア等、多趣味
*Instagram https://www.instagram.com/dj_tobuta/

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