岐阜県飛騨市神岡町にある社会福祉法人神東会(しんとうかい)は、地域にとけ込んだ福祉サービスの提供を理念に、「たんぽぽ苑」という特別養護老人ホームを運営しています。
たんぽぽ苑のある飛騨市は、高齢化37.4%(2015年)。3人に1人以上が高齢者という地域ですが、高齢者のみなさんがいつもまでも元気に、可能な限り自宅での生活ができるよう、できる限り自立した生活を営むことができるようになることを大切にしながら介護サービスを提供しています。
現在、特別養護老人ホーム(暮らす)、ショートステイ(泊まる)、デイサービスセンター(通う)、ホームヘルプサービス(ご自宅へ伺う)や居宅介護支援事業(ご相談)といったサービスを行い、お年寄りや介護を必要とされる方を支えています。
七夕やクリスマスなど季節の行事には、利用者さんも一緒に衣装に着替え、みんなでイベントを楽しみます。イベントはスタッフが企画案を出し、時には地域の方も巻き込んで楽しんでいます。
〜利用者さんと〜
人が人を介護するということにおいては、当然、職員の質が非常に重要になりますので、いくつかの社内制度を設けています。
介護福祉士や介護職員実務者研修、初任者研修など、全て資格取得にかかる費用については当法人が負担し、さらには研修スクーリングについても賃金を支援しています。
これは、地域に福祉の人材が増えることは、その地域の福祉力のアップにつながっていることから、「福祉の人材育成は、地域の人材育成である」という当法人の考え方に基づいています。よって、当法人を仮に退職することになったとしても、それによって費用の返還を求めるといったことは一切ありません。
つまり福祉の人材が育ったということは、地域に人材が育ったということであり、当法人だけが質の高いサービスを提供すれば良いのではなく、地域全体で質を高めていくことが大事だと考えているからです。
ちなみに、介護職員の多くが介護福祉士資格を持っていますが、最初から資格を持って入ってきた人ばかりではありません。当法人に勤め、働きながら資格を取った職員もたくさんいます。
介護が未経験でも先輩がついて指導してくれますし、管理者も介護スタッフ出身なので何でも気軽に相談することができます!
当法人は、業界の平均や地域の平均を大きく超え、育児休業が3年間とれますし、実際、多くの職員が3年間を希望し、中には連続して2人目を出産し6年近く育児休業をとった職員もいます。
職員が生まれた子どもを連れて来てくれた時のお年寄りたちの笑顔ったらもう!
そして、今年、土日の勤務に負担がないよう土日営業の託児所も併設しました!さらには、飛騨市自体が子育てに大変力を入れているので、子育てをするにはとても良い環境だと思います。
職員の研修を充実し質を上げることと同時に職員間のコミュニケーションが円滑にできるということはとても大事だと考えています。
当法人には職員の互助会組織があり、みんなで懇親会をしたりスポーツをしたり、旅行に行ったり、地域のイベントに参加したり。
近年はサークル活動も増えてきており、アロマサークルができたり、登山サークルがあったり。
また、4人以上の職員で出かけると補助が出る、マッサージに行き領収書を提出すると補助が出る、といった法人独自の制度もあります。みなさんたくさん活用しております。
〜登山サークルご来光〜
みんなで奥穂高岳のご来光を見に行きました。
当法人は、神岡町の東町地区と旭ヶ丘地区の2つの拠点に、それぞれ施設を持っていますが、東町は平成6年に建設、旭ヶ丘には平成15年と平成27年に建設を行っています。どちらも地域に必要となる施設を地域の理解の元、建設してきました。
そのようなことから、当法人に対する地域の方の理解も深く、ボランティアで協力していただける方々もたくさんいらっしゃいます。
町内で使えるボランティアポイント制度を作ったり、FacebookやTwitterなどSNSはもちろんLINE@でも情報を発信したり、飛騨市神岡図書館にたんぽぽ苑文庫コーナーを作ってもらったり。
地域との結びつきはとても大事だと考えています。
岐阜県飛騨市神岡町にある社会福祉法人神東会(しんとうかい)は、地域にとけ込んだ福祉サービスの提供を理念に、平成4年法人を設立し、平成6年特別養護老人ホームを建設いたしました。
「たんぽぽ苑」という名前をつけた、ショートステイサービス、デイサービスやホームヘルプサービス。介護保険制度が始まってからは、居宅介護支援事業、デイサービスの増設など、主に介護サービス分野において地域の方々と共に歩んでおります。
北アルプスや白山へも、登山口まで車で1時間程で行けてしまえる、そんな、山や川など大自然豊かなところにあります。
当社の強みは、
福利厚生が充実しています。